サマリー
◆2023年6月の完全失業率(季節調整値)は2.5%と前月から低下した。内訳を見ると、失業者数は減少し、就業者数は増加した。雇用環境の改善が進んだといえよう。
◆2023年6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.30倍と前月から小幅に低下し、有効求人倍率(季節調整値)も2.32倍へと低下した。新規求人倍率の内訳を見ると、求人側・求職者側ともに減少したが、求人側の減少が求職者側のそれを上回った。
◆先行きの雇用環境は経済活動の正常化の進展などもあって緩やかに改善しよう。失業率は振れを伴いながらも緩やかに低下するだろう。有効求人倍率は緩やかな上昇に転じていくとみている。
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