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2019年7月消費統計

冷夏と長雨の影響により総じて弱い

2019年09月06日

経済調査部 エコノミスト 山口 茜

小林 俊介

サマリー

◆7月の消費は需要側統計と供給側統計の双方で減少が見られた。2019年は梅雨明けが平年より遅く、低気温と長雨が続いたことが広範囲に亘って消費を下押しした。国内パック旅行費や入場・観覧・ゲーム代、外食などのサービス消費が落ち込んだほか、エアコンや夏物衣類などの季節商品の売れ行きが不調であった。

◆実質個人消費は、一進一退が続くとみている。所得は、増加ペースは鈍化しつつも緩やかに増加が続くと見込まれる。一方で、足下で消費者マインドの悪化が続いていることは消費の下押し要因となる。10月の消費増税に関しては、増税時に実施される各種経済対策が消費を下支えし、消費が腰折れすることはないとみている。ただし、消費増税対策は公共投資の比重が大きく、家計に限れば消費増税に伴う負の所得効果を全て相殺できるような内容ではないことから、消費はいくらか抑制されるだろう。

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