サマリー
◆2025年6月3日に実施される韓国大統領選挙では、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)前代表が現時点で優勢を維持しており、無党派層を含む幅広い支持を背景に当選の可能性が高い。
◆有権者の関心に応えるために、李在明氏は政治・外交・社会・文化などの分野で韓国が世界をリードする国家へと発展することを目指す構想「K-イニシアティブ」を打ち出した。
◆経済面では、「K-イニシアティブ」は経済成長重視を掲げつつ、AI・半導体などのハイテク産業育成を通じて中道・中間層の支持を固める戦略を推進する。
◆他方、選挙後には農家支援、社会保障給付の拡大や労働時間短縮(週4.5日・週4日制)への移行支援など福祉政策を強化し、成長と分配の両立を図る可能性も高い。
◆外交面では、「K-イニシアティブ」で提唱された「K-外交」により対日関係の再定義が図られており、李在明氏も過去の反日的な姿勢から転じて「大局的」な経済協力を重視している。日韓関係の大幅な悪化は回避される見通しである。
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