サマリー
◆2026年4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%と、前月から0.2%pt低下した。失業者数は2カ月ぶりに減少(前月差▲7万人)した一方、就業者数は2カ月ぶりに増加(同+61万人)した。就業者数の大幅な増加が完全失業率を押し下げ、雇用環境は前月から改善したとみられる。
◆2026年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍と前月から横ばいだった。他方、新規求人倍率は2.11倍(前月差▲0.04pt)と2カ月ぶりに低下した。
◆先行きの雇用環境は総じて堅調に推移しよう。労働供給が中長期的に減少していく可能性が高いこともあり、企業は高水準の賃上げなど、人材確保に向けた積極的な取り組みを続けている。ただし、下振れリスクは小さくない。中東情勢を巡る不確実性が依然として高い状況が続いており、原油等の価格高騰や供給不足が長期化すれば、企業収益の悪化を通じて雇用調整が進む恐れがある。トランプ米政権による高関税政策(トランプ関税)や日中関係の悪化にも引き続き注意が必要だ。
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