2026年09月17日
サマリー
◆社債の発行額は増加基調が続いている一方、発行体の裾野拡大は進んでいない。新規に起債する発行体の割合は低下傾向である上に、BBB格以下の社債の発行が乏しい。
◆東証プライム市場の上場企業について社債の起債確率を推計したところ、未発行の企業のうち同確率が30%以上の企業が144社、同確率が50%以上の企業が67社であることが示された。短期的には、金融機関や経済団体等が、こうした企業に社債発行の意義やノウハウを共有していくことが重要だろう。
◆長期的には、BBB格以下の社債の発行拡大を通じた裾野の拡大が望まれる。そのために、クレジット分析に長けた人材の確保や信用格付のみに基づく機械的な運用の見直し、社債権者保護の充実といった、投資家・発行体双方の課題の解消が求められる。
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