家計部門の預金残高の推計(前編)

国内全体の預金残高の推移

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サマリー

◆金利上昇局面への移行に伴って銀行の預金獲得競争が激化する中で、一部の金融機関では預貸率が上昇し始めている。

◆本稿では、預金残高を「世帯当たり平均預金残高」と「世帯数」の2つの要素に分解し、2050年までの家計部門の預金残高の推計を試みる。

◆推計では、世帯当たり平均預金残高が将来にわたり一定であると仮定したシナリオと、過去実績を踏まえて一定の割合で増加すると仮定したシナリオの2通りを設定した。

◆推計結果をみると、前者では預金残高が2035年をピークに減少へ転じる一方、後者では2050年までは増加を維持するものの伸びは鈍化しており、中長期的に預金獲得競争はより厳しくなるものと示唆される。

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