資金循環統計 2013年1-3月期

株高・円安により金融資産残高が大幅増加

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サマリー

◆日本銀行より2013年1-3月期の資金循環統計が公表された。


◆前期(2012年10-12月期)と比べ、株式や対外証券投資などの資産価格が大きく上昇しており、大半の部門の金融資産残高は前期比でプラスとなった。


◆株式、対外証券投資、国債・財融債のフロー(資金純投入)を見ると、国内の金融機関が株式および外国証券の売り手、国債・財融債の買い手であった。海外投資家は逆に株式の買い手、国債・財融債の売り手であった。


◆なお、今回の資金循環統計には2013年4月から導入された日本銀行の「量的・質的金融緩和」の影響は当然反映されていない。この前後で各部門の投資行動にも変化が生じている可能性は高いが、その影響は次回(2013年4-6月期)以降の統計で確認していきたい。

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