サマリー
◆2025年10月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+3.0%と前月から伸び率が拡大した。エネルギーの前年比寄与度は小幅に縮小したものの、サービスや耐久消費財などの前年比寄与度が拡大した。生鮮食品やエネルギーを除いた全国新コアコアCPIは同+3.1%と、前月から伸び率が拡大した。
◆2025年10月のコアCPIの前年比の動きを財・サービス別に見ると、サービスと耐久消費財、半耐久消費財のプラス幅が拡大した。他方、非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)とエネルギーのプラス幅は縮小した。
◆先行きの物価上昇率は、2026年度前半には前年比+2%程度に低下するとみている。政府のエネルギー価格高対策によりエネルギー価格は大きく押し下げられよう。また、食料価格の上昇率は徐々に鈍化していく見込みだ。他方、人手不足の深刻化という構造的な課題を背景に、企業による賃上げの動きは続く見込みだ。それに伴う人件費の増加を販売価格に転嫁する動きも継続するだろう。
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