2023年02月24日
サマリー
◆日本の株主提案制度は、諸外国に比べて株主側にとって使いやすいものであり、提案件数が近年急増している。
◆特にファンドからの提案と思われるものの増加が目覚ましく、剰余金配当や取締役選任など、多くの株主の関心を集める内容の提案も珍しくない。これらファンドからの株主提案に大手の資産運用機関も賛成票を投じるようになっており、上場会社側の株主総会運営を難しくしている。
◆また、会社側に働きかける手段として、株主提案以外の方法も用いられており、上場会社の経営改革を目的としたファンドによるキャンペーンも珍しいものではなくなっている。
◆近年の日本のコーポレート・ガバナンス改革が投資家と上場会社の対話を促進しようとしていることから考えて、株主提案やキャンペーンの活発化は今後も継続するものと思われる。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
「新しい資本主義」が変える企業と投資家の関係
『大和総研調査季報』2023年新春号(Vol.49)掲載
2023年01月23日
-
複数議決権株式にみる企業ガバナンス上の問題
~ステークホルダー資本主義との対比~『大和総研調査季報』2022年4月春季号(Vol.46)掲載
2022年04月21日
-
アクティビスト投資家と上場会社の対峙
~相手方の多様性を知って備える~『大和総研調査季報』 2020年秋季号(Vol.40)掲載
2020年10月21日
同じカテゴリの最新レポート
-
再評価される土壌炭素隔離とそのクレジット
バリューチェーン内除去や残余排出の中和を見据えた早期関与が重要
2026年03月23日
-
GX-ETS本格稼働で強まるJ-クレジットの早期確保への動き
市場に依存しない、上流(創出)関与と相対・長期での確保が鍵
2026年02月05日
-
人的資本可視化指針改訂で期待される経営戦略と人材戦略の深化
期待される開示の負担軽減と比較可能性の向上
2026年01月23日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
-
理系進路選択に対する男女差の要因分析
女性の理系人材を増やすには、より早期段階での介入や対応が必要
2026年02月06日
-
2026年の東証改革の方針
上場会社の質の向上と新陳代謝を促進する市場機能の強化
2026年02月02日
-
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
-
第228回日本経済予測
第2次高市政権の重点政策、どう進めるか①外国人労働者受け入れ、②消費減税/成長・危機管理投資、を検証
2026年02月20日
超富裕層の株式譲渡所得への税率はミニマムタックス込みで最高35.63%に
2026年度税制改正大綱解説(3)富裕層課税(ミニマムタックス)
2026年02月09日
理系進路選択に対する男女差の要因分析
女性の理系人材を増やすには、より早期段階での介入や対応が必要
2026年02月06日
2026年の東証改革の方針
上場会社の質の向上と新陳代謝を促進する市場機能の強化
2026年02月02日
高市政権の財政政策は更なる円安を招くのか
財政支出の拡大ショックは翌年の円安に繋がる
2025年12月18日
第228回日本経済予測
第2次高市政権の重点政策、どう進めるか①外国人労働者受け入れ、②消費減税/成長・危機管理投資、を検証
2026年02月20日


