分類区分が拡張されるEUタクソノミー

グリーンか否かの2択から4択へ、DNSHは再検討?

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2022年04月26日

  • 田中 大介

サマリー

◆2022年3月29日、PSF(Platform on Sustainable Finance)はEUタクソノミーの分類拡張に関する報告書を公表した。具体的には、閾値等の基準でグリーン、アンバー、レッドの3色へ分類すること、環境影響の低い経済活動は基準を出さないことにより、経済活動を計4色へ分類することが提案されている。

◆しかし、既存の基準、特にDNSH(do no significant harm)においては分類拡張との整合性がとれない可能性が指摘されている。仮に、分類拡張案が導入される場合、すでに適用が始まっている気候変動関連の基準も再検討の対象となり得るだろう。

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