気候変動に関するEUタクソノミーの細則案

経済活動数は拡充されるも、いくつかの議論は棚上げ状態

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  • 田中 大介

サマリー

◆2020年11月、環境的にサステナブルであるか否かを判断する際に参照されるEUタクソノミーについて、気候変動緩和と気候変動適応に関する具体的な基準を示した細則案が公表された。

◆この細則案では、閾値等の基準が示された2020年3月公表のTEG(Technical Expert Group)の最終報告書に比べ、サステナブルとされる経済活動数は拡充されたが、いくつかの議論は「棚上げ」されている。このうち、社会面のタクソノミー、ブラウンの判断基準の創設可否などについては2021年中にレポートが公表される見込みである。

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