2020年05月08日
サマリー
◆EUが進めるサステナブルファイナンス行動計画の根幹を担うタクソノミーについて、2020年3月にEUのTEG(Technical expert group on sustainable finance)が最終報告書を公表した。
◆最終報告書では、これまでのグリーンか否かという分類に加えて、新たに“brown”(ブラウン)という分類が提唱された。これは環境目的(問題)を著しく害する事業を指しており、その基準としてTEGは従来タクソノミーにて示されていた“Do No Significant Harm”(DNSH)を活用できるとしている。EU域内外を問わず、ブラウンに分類された事業を有する企業の資金調達に影響が及ぶ可能性がある。
◆必ずしも最終報告書のすべてが制度化されるわけではなく、議論の余地も残されている。しかし、今後、EUで具体的な制度設計に向けた議論が進む中で、最終報告書の内容が尊重されることは確実であり、関連動向には注意する必要があろう。
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