2007年下半期ガバナンス回顧(3) 日興コーディアルの不正会計問題

~ガバナンスの限界と内部統制の課題~

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2008年01月25日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆2007年下半期に話題となった経済ニュースを、コーポレートガバナンスの視点から回顧する。第三回目は、日興コーディアルの不正会計問題について。

◆ 同社ガバナンスは高く評価されており、その実効性を疑う声は少なくない。しかし監査委員会は再三の問題提起を行っており、一定の機能は果たしている。

◆マネジメントの一部にブラックボックスが存在すると、CEOは適切な経営判断ができない。同社は有効な内部統制が未整備だったとはいえるかもしれない。
 

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