2007年下半期ガバナンス回顧(1) HOYAとペンタックスが経営統合

~M&Aにおけるガバナンス・サイドの責務~

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2008年01月21日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆2007年下半期に話題となった経済ニュースを、コーポレートガバナンスの視点から回顧する。第一回目は、HOYA・ペンタックスの統合について。

◆混乱に陥った要因として、ペンタックス取締役会の機能不全がある。取締役会は平時から基本的な認識をトップと共有し、適切に方向付けることが求められる。

◆大株主が合併比率の変更を迫ったことも、混乱の端緒となった。プレミアムについては、株主価値に関する適切なロジックを伴った、統一的な議論が望まれる。

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