2007年下半期ガバナンス回顧(2) 百貨店業界に経営統合が相次ぐ

~統合効果を最大化するガバナンス体制~

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2008年01月22日

  • 藤島 裕三

サマリー

◆2007年下半期に話題となった経済ニュースを、コーポレートガバナンスの視点から回顧する。第二回目は、百貨店業界に相次いだ再編の動きについて。

◆スキルやノウハウの共有、投資余力の増強など、百貨店が経営統合するメリットは大きい。「のれん(屋号)」の温存など、持株会社方式の採用にも意味がある。

◆統合効果を最大化するには、持株会社に強力なリーダーシップが求められる。同時にフェアな観点が伴っていないと、グループに最適な経営判断を担保できない。

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