投資信託の時価算定の取扱いが明らかに

「時価の算定に関する会計基準の適用指針」の改正

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2021年09月15日

  • 斎藤 航

サマリー

◆2021年6月17日に企業会計基準委員会は、投資信託などの時価の算定に関する取扱いを定めた「時価の算定に関する会計基準の適用指針」を公表した。

◆投資信託で市場における取引価格が存在する場合は、その市場取引価格が時価と考えられる。

◆一方で、市場取引価格が存在しない場合で一定のケースでは、基準価額を時価としたり、時価とみなしたりすることができる(基準価額を時価とするか、時価とみなすかで注記の内容が異なる)。

◆本適用指針は、原則として、2022年4月1日以後開始する連結会計年度および事業年度の期首から適用する。

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