サマリー
◆2026年8月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+1.7%と前月から伸び率が縮小した。電気・ガス料金支援の開始により、エネルギー価格の伸び率が再びマイナスに転じたことが主因だ。他方、生鮮食品やエネルギーを除いた全国新コアコアCPIは同+1.9%と、前月から伸び率は横ばいだった。
◆コアCPIの前年比の動きを財・サービス別に見ると、エネルギーの伸び率がマイナスに転じた。他方、耐久消費財と半耐久消費財のプラス幅は前月から拡大した。非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)とサービスの伸び率は前月から横ばいだった。
◆先行きの物価上昇率について、新コアコアCPI上昇率は26年度末にかけて前年比+2%超まで高まると見込んでいる。賃金上昇は継続しており、サービス価格を押し上げるだろう。原油高は、エネルギー価格だけでなく、原材料費や輸送費を通じて非エネルギー分野にも波及するため、今後もその動向には注意が必要だ。27年度は、こうした物価上昇圧力は継続する一方で、飲食料品にかかる消費税率の引き下げにより、新コアコアCPIの上昇率は前年比+1%程度に縮小するとみられる。
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