サマリー
◆2026年5月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+1.4%と前月から伸び率が横ばいだった。資源高や、前年同月のガソリン価格下落等の影響で、エネルギー価格のマイナス幅が縮小した。一方、生鮮食品除く食料の伸び率鈍化などを背景に、非耐久消費財の伸び率が縮小した。生鮮食品やエネルギーを除いた全国新コアコアCPIは同+1.8%と、前月から伸び率が縮小した。
◆コアCPIの前年比の動きを財・サービス別に見ると、エネルギーのマイナス幅が縮小したほか、サービス、耐久消費財、半耐久消費財の伸び率が前月から拡大した。他方、非耐久消費財(除く生鮮食品、エネルギー)の伸び率は前月から縮小した。
◆先行きの物価上昇率について、新コアコアCPIは2027年央にかけて前年比+2%超まで高まった後、27年度後半にかけて同+2%程度に収束することを見込む。政策要因は短期的に物価を下押しする一方、賃金と物価の循環的な上昇が続くだろう。また、原油価格などが高止まりすれば、エネルギー価格にとどまらず、原材料費や輸送費を通じて非エネルギー分野にも波及する可能性があり、このことによる物価の上振れリスクについては引き続き注意が必要だ。
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