サマリー
◆【企業部門】2025年9月の輸出と生産はいずれも増加した。輸出数量指数は前月比+2.2%と3カ月ぶりに上昇した。前月まで減少が続いていた米国向けやアジア向けのほか、EU向けも増加した。鉱工業生産指数は同+2.2%と3カ月ぶりに上昇した。半導体製造装置にけん引された生産用機械工業や、無機・有機化学工業などで上昇した。
◆【家計部門】2025年9月の個人消費は小幅に減少した。家計調査における実質消費支出は前月比▲0.7%と3カ月ぶりに減少した。複数の需要側統計で補正したCTIミクロの実質消費(同▲0.5%)も減少した。完全失業率は2.6%と前月から横ばいだった。失業者数は前月から2万人、就業者数は24万人増加した。労働参加と就業が拡大し、雇用環境の改善が進んだといえよう。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
同じカテゴリの最新レポート
-
次世代型企業研修の最前線
対話型AIやメタバースを活用した人的資本形成の効率化・高度化
2025年11月10日
-
2025年9月消費統計
衣料品など半耐久財が弱く、総じて見れば前月から小幅に減少
2025年11月07日
-
人手不足下における外国人雇用の課題
労働力確保と外国人との共生の両立には日本語教育の強化が不可欠
2025年11月06日

