サマリー
◆【企業部門】2025年2月の輸出と生産はいずれも増加した。輸出数量指数は前月比+6.6%と2カ月ぶりに上昇した。米国やEU向けの自動車関連財のほか、アジア向けの半導体関連財の輸出増がけん引した。鉱工業生産指数は同+2.3%と4カ月ぶりに上昇した。生産用機械工業や電子部品・デバイス工業などでの増産が指数を押し上げた。
◆【家計部門】2月の個人消費は増加したと判断される。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比+3.5%だった。複数の需要側統計で補正したCTIミクロも同+3.5%、需要側と供給側統計を合わせたCTIマクロ(実質)も同+0.1%だった。完全失業率は2.4%と5カ月ぶりの低水準となった。失業者数は前月から6万人減少した。就業者数(前月差▲11万人)も減少したが、高水準を維持している。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年10月貿易統計
トランプ関税の悪影響が継続。今後は米中リスクにも警戒が必要
2025年11月21日
-
2025年10月全国消費者物価
サービス価格や耐久消費財価格の上昇が物価上昇率を押し上げ
2025年11月21日
-
中国の渡航自粛要請は日本の実質GDPを0.1~0.4%下押し
今後は対中輸出などへの波及に要注意
2025年11月21日

