サマリー
◆【企業部門】2024年9月の輸出と生産はともに増加した。輸出数量指数は前月比+5.1%と「瞬間風速」で見ると好調だった。自動車や半導体関連財がけん引した。鉱工業生産指数は同+1.4%と2カ月ぶりに上昇した。認証不正問題や8月末の台風による工場稼働停止の影響が一巡し、自動車工業などが増産となった。
◆【家計部門】2024年9月の個人消費は横ばい圏で推移した。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は前月比▲1.3%だったが、複数の需要側統計で補正したCTIミクロは同+1.2%だった。完全失業率は2.4%と8カ月ぶりの低水準となった。失業者数は非自発的な離職者を中心に前月から4万人減少した。就業者数は9万人減少したが、前月の上振れからの反動としては小幅なものだった。
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