サマリー
◆2022年9月の全国コアCPI(除く生鮮食品)は前年比+3.0%と、伸び率は前月から0.2%pt上昇した。内訳を見ると、耐久消費財、半耐久消費財、非耐久消費財(除く生鮮食品)で伸び率が上昇した。非耐久消費財が引き続き全体を大きく押し上げたほか、それ以外の品目でも値上げが広がった。
◆今後も引き続き輸入物価高が消費者物価指数の押し上げ要因となるだろう。「全国旅行支援」や政府のエネルギー高対策が物価上昇を一部抑制するものの、輸入物価高がタイムラグを伴いつつ国内に波及することで、2022年度中のコアCPIは2%台後半から3%台前半にかけての高い伸びを示すとみている。
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