2022年4-6月期GDP(1次速報)予測 ~前期比年率+2.4%を予想

サービス中心に個人消費が押し上げ、2四半期ぶりのプラス成長へ

RSS

2022年07月29日

  • 経済調査部 エコノミスト 小林 若葉
  • 経済調査部 シニアエコノミスト 神田 慶司

サマリー

◆8月15日公表予定の2022年4-6月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+2.4%(前期比+0.6%)と、2四半期ぶりのプラス成長を予想する。サービスを中心に個人消費が押し上げたとみられる。一方、中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)とそれに起因する家電の減産により、耐久財消費は減少に転じたとみている。また、自動車の供給制約が重しとなり、輸出は小幅に減少したと予想する。

◆個人消費はサービス消費が増加した一方、供給制約により耐久財消費は減少したと予想する。投資関連では、住宅投資、設備投資はともに増加を見込む。公需は、公共投資、政府消費はともに増加を予想する。

◆輸出入ともに前期から小幅に減少したとみられ、外需寄与度はゼロ近傍となる見込みだ。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。