サマリー
◆8月15日公表予定の2022年4-6月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+2.4%(前期比+0.6%)と、2四半期ぶりのプラス成長を予想する。サービスを中心に個人消費が押し上げたとみられる。一方、中国・上海でのロックダウン(都市封鎖)とそれに起因する家電の減産により、耐久財消費は減少に転じたとみている。また、自動車の供給制約が重しとなり、輸出は小幅に減少したと予想する。
◆個人消費はサービス消費が増加した一方、供給制約により耐久財消費は減少したと予想する。投資関連では、住宅投資、設備投資はともに増加を見込む。公需は、公共投資、政府消費はともに増加を予想する。
◆輸出入ともに前期から小幅に減少したとみられ、外需寄与度はゼロ近傍となる見込みだ。
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