サマリー
新型コロナウイルスの新規感染者数が日米欧で総じて過去最高を更新する急増を見せており、サービス消費を中心に足元の景気下振れが避けられそうにない。ワクチン接種進展などを背景に重症者数や死亡者数は抑制されており、また米英で感染急拡大に収束の兆しが出ていることもあって、多くの国は経済活動の制限を過去の感染拡大時ほど厳格化していない。感染者が増加する中でも経済活動を止めない「ウィズコロナ」を目指しているのだが、感染拡大に伴う人手不足、物流の停滞、物価上昇など悩ましい問題が山積している。対照的なのが「ゼロコロナ」政策を推進する中国で、新規感染者はごく少ないが、局所的なクラスターが発生すると広範囲な抑え込みを実施している。北京冬季五輪、全人代と重要イベントを控えるためだが、今秋に予定されている5年に1度の共産党大会まで継続されることになれば、景気下振れが懸念される。
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