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2020年4月雇用統計

失業率の上昇幅は小幅にとどまるも、休業者が100万人以上増加

2020年05月29日

経済調査部 研究員 田村 統久

小林 俊介

サマリー

◆2020年4月の完全失業率(季節調整値)は2.6%と前月から0.1%pt上昇した。就業者数が前月差▲107万人と大幅に減少した一方で、失業者は6万人の増加にとどまった。非労働力人口は同+94万人と大幅に増加した。

◆4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.07pt低下し、1.32倍となった。新規求人倍率(同)は、新規求人数の大幅な減少(前月比▲22.9%)を受けて、前月差▲0.41ptと大幅に低下し、1.85倍となった。新規求人数を業種別に見ると、「宿泊,飲食サービス業」(前月比▲35.0%)、「生活関連サービス業,娯楽業」(同▲37.0%)、「教育,学習支援業」(同▲44.5%)の減少幅が大きかった。

◆雇用環境は悪化が続くとみている。失業率は上昇し、有効求人倍率は低下しよう。5月に入り、緊急事態宣言が段階的に解除され、海外でも経済活動を再開する動きが見られるようになった。しかし新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が残る中で、その回復スピードは相当程度緩やかなものになるとみられる。これまで雇用を維持してきた企業でも、雇用を削減したり、倒産したりするケースが多く生じる可能性に注意が必要だ。

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