消費データブック(4/20号)

個社データ・業界統計・POSデータで足元の消費動向を先取り

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2020年04月20日

  • 山口 茜
  • 経済調査部 シニアエコノミスト 神田 慶司

サマリー

◆新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動自粛による個人消費への影響が懸念されている。本稿は、速報性の高い個社データ・業界統計・POSデータを基に、足元の消費動向を確認する定期レポートである。

◆【小売関連】大手百貨店の4月前半の売上は前年比6~8割減だった。緊急事態宣言を受けて休業する店舗が増加しており、4月全体では更なる減少が見込まれる。他方、スーパーやホームセンターの売上は内食需要の増加から高水準(前年比+15~20%程度)で推移している。また、家電や自動車販売は概ね横ばいで推移している。

◆【サービス関連】新幹線の4月前半の輸送量は前年比8割減程度と3月の同6割減程度から更に減少幅が拡大した。4月旅客機予約数は1日時点で国内線が前年比6割減程度、国際線が9割減程度である。

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