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新興国マンスリー(2016年1月)2016年の焦点は人民元と原油価格

~実体的には世界経済は比較的安定か~

2016年01月07日

経済調査部 経済調査部長 児玉 卓

経済調査部 主席研究員 齋藤 尚登

経済調査部 主席研究員 山崎 加津子

井出 和貴子

新田 尭之

サマリー

◆中国では、人民元の制御可能性の低下などが、中国悲観論の蔓延と併存することで、市場の混乱が惹起されやすい状況にある。中でも、最大のリスクは人民元安に大々的な介入で応じることである。一方、循環的な景気底打ちというアップサイドリスクもある。


◆イランとサウジアラビアの対立激化の帰趨は読みにくいが、さしあたり意識しておくべきリスクは、これが原油価格高騰のきっかけになることだろう。「アラブの春」が様々な悲劇や困難を生みながらも、世界経済へのインパクトが軽微である背景には原油価格高騰が避けられていることがある。


◆人民元の暴落と介入による中国の外貨準備の費消、原油価格の高騰が極端なテールリスクに過ぎないとすれば、2016年の世界経済は、年初の騒がしさとは裏腹に、比較的安定的に推移する可能性が高くなる。

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