地域金融機関によるスタートアップへの資金供給(前編)

スタートアップの成長ステージとエクイティ・ファイナンスの現状

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サマリー

◆「日本成長戦略」や「地域未来戦略」をはじめとする直近の各種政策パッケージ等ではスタートアップの育成・支援が重視されており、地域金融機関はその重要な担い手として位置付けられている。

◆スタートアップには成長ステージや特性に応じてエクイティとデットを複合的に組み合わせた資金供給が必要であり、地域金融機関には特に事業の独自性や社会的意義を有する地域企業への支援推進が求められている。

◆日本のスタートアップへの資金提供においては、ベンチャー・キャピタル(VC)等によるエクイティが銀行融資より先に行われる傾向が強まっている可能性がある。また、銀行系VCは、単独でリスクを取るよりも、他主体に追随・補完する形で資金供給を行う傾向がある。

◆地域金融機関が十全なリスクマネー供給機能を発揮するためには、エクイティ・ファイナンスに関する専門性向上や早期の情報共有体制の構築を進め、長年の融資偏重に起因する組織文化そのものを改革していくことが求められるだろう。

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