2026年09月29日
サマリー
◆国内の住宅ローン市場は継続的な拡大基調にある一方、足元の政策金利引き上げ等に伴い住宅ローン金利は上昇局面に移行している。
◆住宅ローンの顧客属性や借入内容についても変化がみられ、借入額の高額化と返済期間の長期化が顕著に進展している。
◆住宅ローン審査において申込者のデフォルト率を推計する統計モデルは、現在の顧客属性や借入内容が構築時の学習データと同質であることを前提としているため、これらの前提が急激に変化する事業環境下ではモデルリスクが顕在化する可能性がある。
◆金融機関においては、統計モデルの前提条件や限界を理解して運用することが重要である。実行件数が限られるローン商品については、複数の金融機関による共同でのデータ蓄積やモデル利用も一つの選択肢として考えられる。
◆併せて、住宅ローン利用者の金利リスクに対する理解度に鑑みれば、顧客本位の適切な情報提供が金融機関には求められるだろう。
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