米欧中のデジタル通貨戦略とリテール決済の再編

三者三様の政策動機に基づくステーブルコイン、CBDC、デジタル預金の選択

RSS

サマリー

◆本稿では米国、欧州、中国におけるリテール領域のデジタル通貨戦略の最新動向を整理した。

◆米国は、ステーブルコインを活用することで民間主導かつ米国債需要を喚起する形でブロックチェーン領域における米ドル及び米国政府の影響力維持・拡大を目論む。

◆EUは、リテール決済における域外事業者への依存を課題と捉え、ユーロ版CBDCであるデジタルユーロの導入を目指している。預金流出リスクに配慮した設計を前提とし、ユーロ圏共通で利用可能な決済基盤を構築するとしている。

◆中国は、デジタル人民元の利用拡大を視野に制度的位置づけを大きく変更した。2026年1月以降、デジタル人民元は現金通貨のデジタル版という位置づけから銀行預金のデジタル版に変更され、準備金制度・利息付与・預金保険の対象となった。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

執筆者のおすすめレポート

同じカテゴリの最新レポート