2026年04月03日
サマリー
◆英国では2026年3月、年金基金の積立金投資における受託者義務について、ESG投資に関する解釈を法定ガイダンスで明確化しようとした年金制度法案の政府修正案が貴族院で否決された。
◆否決の背景には、受託者責任の解釈権限が政府に集中し、将来的には投資判断に政治的な影響が及びかねないことへの懸念があった。
◆他方、修正案の否決によってESG投資自体が禁止されたわけではなく、受託者の合理的判断の下では引き続き許容される。
◆米国でもESGと受託者責任の関係は混迷しており、英米の動向は、年金基金の資産運用における受託者責任の在り方が国際的に未整理であることを示している。
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