2018年09月04日
サマリー
◆過去60年程度のグローバルなモノ・サービス、カネ、ヒトの流れを見ると、それらのうち、モノ・サービス、カネの動きは活発であった。これは各国が経済発展や企業が利潤を追求した結果である。規制緩和が行われ、さらにテクノロジーの発展によって、取引にかかるコストが格段に低下したことがその促進要因である。一方で、ヒトの動きはモノ・サービス、カネと比べると限定的であった。
◆各国・企業は、これからもグローバリゼーションがもたらす利益を追求していくことは間違いないと考えられる。今後もグローバリゼーションは進展していくだろう。グローバリゼーションの更なる進展のカギの一つは、ヒトの移動コストの低下であろう。テクノロジーの進化や規制の緩和によって、ヒトの動きが変わるならば、モノ・サービス、カネの動きもこれまでとは変わる可能性があるだろう
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