サマリー
◆景気回復傾向が強まる:日本経済の回復傾向が強まっている。「アベノミクス」の効果は着実に日本経済に浸透してきた。7月11日に、日銀は、景気の基調判断を「緩やかに回復しつつある」へと上方修正し、2年半振りの景気回復宣言を行った。政府も、7月の月例経済報告で、景気の基調判断を上方修正する見通しである。
◆日本経済のメインシナリオ:日本経済は2012年3月をピークに景気後退局面に入ったものの、2012年11月をボトムに景気は底入れしたとみられる。今後に関しても、日本経済は、①海外経済の持ち直し、②復興需要の継続と大型補正予算の編成、③日銀の大胆な金融緩和を受けた円安・株高の進行、などに支えられて景気拡大が継続する見通しである。上記③に関連して、当社は、ドル円相場は緩やかな円安・ドル高基調で推移すると予想している。また、実体経済との比較からは、現状の株価が依然として過大評価された水準だとは言い難いと考えている。
◆日本経済のリスク要因:今後の日本経済のリスク要因としては、①イタリア・スペインの政局不安などをきっかけとする「欧州ソブリン危機」の再燃、②日中関係の悪化、③米国の財政問題、④地政学的リスクを背景とする原油価格の高騰、の4点に留意が必要である。
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