サマリー
◆2025年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率▲2.3%(前期比▲0.6%)に改定された。6四半期ぶりのマイナス成長になったのは1次速報値と同様だが、マイナス幅が拡大した。1次速報段階で前期比プラスだった設備投資が同マイナスに改定されたことなどが影響した。今回は2020年基準改定が反映されたこともあり、実績値の水準や推移が変わった。個人消費が増加を続けたことなども踏まえると、日本経済は足元でも緩やかな回復が続いているとみられるが、その基調は1次速報段階に比べて弱い。
◆10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.0%(前期比+0.2%)程度と見込んでいる。7-9月期の住宅投資の下押し要因が一巡するほか、個人消費は物価上昇率の低下や所得環境の改善などもあって緩やかな回復基調が続くだろう。設備投資は高水準の企業収益などを背景に増加に転じる一方、輸出は減少が続くと見込んでいる。中国政府の渡航自粛要請により、中国人訪日客数が大幅に減少する可能性には注意が必要だ。
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