サマリー
◆2025年7-9月期の全産業(金融業、保険業除く)の売上高は前年比+0.5%と18四半期連続の増収、経常利益は同+19.7%と4四半期連続の増益となった。季節調整値で見ると、売上高は前期比▲0.1%と2四半期連続で減少したものの、経常利益は同+3.3%と2四半期連続で増加した。トランプ米政権による高関税政策(トランプ関税)は経常利益にマイナスの影響を及ぼした一方、AI関連需要が押し上げた。設備投資(ソフトウェア除く)は前年比+2.9%と18四半期連続で増加し、季節調整値では前期比▲0.3%と小幅ながら6四半期ぶりに減少した。
◆10-12月期の経常利益(季節調整値)はおおむね横ばいとなるとみている。トランプ関税を巡る先行きの不確実性が低下したことを受け、米国での販売価格の引き上げやサプライチェーンの見直し、手控えていた投資の再開に動く企業が増えるだろう。他方、AI関連需要は好調を維持し、トランプ関税によるマイナスの影響を相殺するとみられる。こうした中で設備投資は緩やかながら持ち直すだろう。データセンターなどAI関連投資も追い風となるとみられる。
◆今回の法人企業統計の結果を受け、2025年7-9月期のGDP2次速報(12月8日公表予定)では実質GDP成長率が前期比年率▲1.9%と、1次速報(同▲1.8%)から小幅に下方修正されると予想する。
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