サマリー
◆2025年4月の消費は3月から横ばい圏で推移したとみられる。財消費は弱さが見られた。百貨店やアパレルなどの販売額は前年割れが続いており、低調に推移している。ただし、インバウンド消費を除いて考えると横ばい圏で推移している。スーパーとコンビニの販売額も前月から小幅に減少した。サービス消費は概ね横ばいで推移した。新幹線・旅客機輸送量や宿泊者数、外食関連はいずれも前年比でプラスを維持している。前月からの増減はまちまちだった。
◆5月の消費は4月から横ばい圏で推移したとみている。財消費は小幅に減少した。JCBの家電消費額(大和総研による季節調整値)は前月から減少した。新車販売台数(同)も小幅に減少した。他方、サービス消費は小幅に増加した。JCB宿泊消費額(同)とJCB外食消費額(同)が増加した。東海道・山陽・九州・北陸新幹線の輸送量は前年比の伸び率が前月から小幅に拡大した。
このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。
執筆者のおすすめレポート
-
2025年3月消費統計
総じて見れば前月から小幅に減少も、基調は横ばい圏
2025年05月09日
-
消費データブック(2025/5/2号)
個社データ・業界統計・JCB消費NOWから消費動向を先取り
2025年05月02日
-
2025年2月消費統計
気温低下がプラスに働き、総じて見れば前月から増加
2025年04月04日
同じカテゴリの最新レポート
-
2025年8月消費統計
サービス消費が強く、総じて見れば前月から小幅に増加
2025年10月07日
-
財政悪化が日本経済にもたらす影響とリスクの定量評価
成長力強化と財政健全化で将来の財政危機発生リスクの抑制を
2025年10月07日
-
日本財政の論点 – PB赤字と政府債務対GDP比低下両立の持続性
インフレ状態への移行に伴う一時的な両立であり、その持続性は低い
2025年10月06日
最新のレポート・コラム
よく読まれているリサーチレポート
-
2025年度の最低賃金は1,100円超へ
6%程度の引き上げが目安か/欧州型目標の扱いや地方での議論も注目
2025年07月16日
-
2025年ジャクソンホール会議の注目点は?
①利下げ再開の可能性示唆、②金融政策枠組みの見直し
2025年08月20日
-
既に始まった生成AIによる仕事の地殻変動
静かに進む、ホワイトカラー雇用の構造変化
2025年08月04日
-
米雇用者数の下方修正をいかに解釈するか
2025年7月米雇用統計:素直に雇用環境の悪化を警戒すべき
2025年08月04日
-
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日
2025年度の最低賃金は1,100円超へ
6%程度の引き上げが目安か/欧州型目標の扱いや地方での議論も注目
2025年07月16日
2025年ジャクソンホール会議の注目点は?
①利下げ再開の可能性示唆、②金融政策枠組みの見直し
2025年08月20日
既に始まった生成AIによる仕事の地殻変動
静かに進む、ホワイトカラー雇用の構造変化
2025年08月04日
米雇用者数の下方修正をいかに解釈するか
2025年7月米雇用統計:素直に雇用環境の悪化を警戒すべき
2025年08月04日
中国:2025年と今後10年の長期経済見通し
25年:2つの前倒しの反動。長期:総需要減少と過剰投資・債務問題
2025年01月23日