経済指標の要点(11/15~12/13発表統計分)

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2024年12月13日

サマリー

◆【企業部門】2024年10月の輸出は減少し、生産は増加した。輸出数量指数は前月比▲1.6%と2カ月ぶりに低下した。ハリケーンの影響を主因に米国向けが下押しした。鉱工業生産指数は前月比+2.8%と2カ月連続で上昇した。中国向けを中心に半導体製造装置の生産が急増したほか、自動車工業では認証不正問題や台風の影響が剥落し挽回生産が進んだ。

◆【家計部門】2024年10月の個人消費は減少した。家計調査における二人以上世帯の実質消費支出は同+2.9%だった。ただし、需要側ではCTIミクロが前月比▲1.6%、供給側では小売販売額(CPIの財指数で実質化)が同▲0.3%といずれも減少した。完全失業率は2.5%と3カ月ぶりに上昇した。ただし、労働力率の上昇や就業者数の増加が見られ、失業率が上昇したわりに内容は悪くない。

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