サマリー
◆2024年2月の機械受注(船電除く民需)は前月比+7.7%と2カ月ぶりに増加した。大半の業種からの受注額が増加し、製造業、非製造業ともに高い伸び率となった。内閣府は機械受注の基調判断を「足元は弱含んでいる」に据え置いた。
◆製造業からの受注額は2カ月ぶりに増加した。電気機械や情報通信機械からの受注額の増加が押し上げ要因となった。非製造業(船電除く)からの受注額は2カ月連続で増加した。通信業や建設業といった業種で押し上げ幅が大きかった。
◆先行きの民需(船電除く)は、横ばい圏で推移するとみている。企業の旺盛な設備投資意欲を背景に、省力化投資などが活発化することが期待される。他方で、海外経済の減速などを背景に、設備投資が下振れする可能性には注意が必要だ。
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