サマリー
◆2月15日公表予定の2023年10-12月期のGDP速報値(1次速報)では、実質GDPが前期比年率+0.7%(前期比+0.2%)と、2四半期ぶりのプラス成長を予想する。個人消費、設備投資を中心に内需が弱含んだ一方、輸出が増加して全体を押し上げたとみられる。
◆個人消費は所得環境の改善が遅れていることが重しとなり、3四半期連続で減少したとみられる。設備投資、住宅投資でも減少を見込む。公需では公共投資が減少した一方、政府消費は増加したと予想する。
◆輸出はサービスの急増などにより3四半期連続で増加したとみられる。輸出の増加幅が輸入のそれを上回った結果、実質GDP成長率に対する純輸出(外需)の寄与度は前期比+0.4%ptとプラスに転じるだろう。
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