サマリー
◆2023年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率▲2.1%(前期比▲0.5%)と市場予想を下回り、3四半期ぶりのマイナス成長となった。輸出は増加したものの、設備投資や個人消費などの民需が振るわず、停滞感の強い内容であった。引き続き物価高が個人消費を下押ししたほか、7~8月に一部の自動車メーカーで国内工場の稼働が停止したことも成長率を押し下げた。
◆2023年10-12月期の実質GDP成長率は前期比年率+3%程度と見込んでいる。自動車の供給制約の解消で挽回生産が行われ、耐久財消費などを押し上げるだろう。インフレ率の低下は個人消費の回復に寄与するとみられる。欧米経済の減速や半導体市場の調整もあって設備投資はこのところ低迷しているものの、2四半期連続で減少した反動や、中国経済の回復もあって10-12月期は増加に転じるとみている。一方、海外経済の悪化による輸出の下振れリスクなどには引き続き注意が必要だ。
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