1. トップ
  2. レポート・コラム
  3. 経済分析
  4. 日本
  5. 2022年3月機械受注

2022年3月機械受注

大型案件が押し上げも基調は足踏み継続

2022年05月19日

経済調査部 エコノミスト 岸川 和馬

サマリー

◆2022年3月の機械受注(船電除く民需)は前月比+7.1%と3カ月ぶりに増加し、コンセンサス(同+3.9%)を上回った。大型案件によって上振れしたが、それを差し引けば足踏みが継続している。内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に据え置いた。

◆製造業からの受注額は前月比+7.1%と3カ月ぶりに増加した。業種別では非鉄金属からの大型案件が大きく押し上げた。非製造業(船電除く)からの受注額は同+11.0%と、前月の急減から持ち直した。まん延防止等重点措置の全面解除などを背景に、運輸業・郵便業からの受注が全体を押し上げた。

◆先行きの民需(船電除く)は足踏みが続くとみている。大型案件による上振れ余地はあるものの、4-6月期の見通しは前期比▲8.1%と2四半期連続の減少が見込まれている。国内では経済活動が正常化に向かう一方、足元ではロシアによるウクライナ侵攻や中国での感染拡大を背景に不確実性が強い。輸出や生産の先行きが明るくないだけに、製造業やそれにかかわるサービス業を中心に積極的な設備投資は見込みにくいだろう。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

執筆者のおすすめレポート