サマリー
◆2022年1月の生産指数は前月比▲1.3%と2カ月連続で低下し、市場予想(同▲0.7%、Bloomberg調査)を下回った。世界的な半導体不足に加え、国内での新型コロナウイルスの感染拡大による工場の稼働停止を背景に自動車工業が大幅減産となった。他方、半導体関連や前月に減少していた生産用機械工業を中心に幅広い業種で上昇が見られた。
◆先行きの生産指数は均して見れば緩やかな回復にとどまるとみている。半導体不足の影響もあって、自動車などの挽回生産を抑制するだろう。他方、感染拡大がピークアウトした欧米向けの輸出関連財が生産指数を下支えするとみている。製造工業生産予測調査によると、2月は前月比+5.7%(計画のバイアスを補正した試算値(最頻値)は同+0.7%)、3月は同+0.1%と見込まれている。ただし、同調査には複数の国内自動車メーカーによる追加減産の一部が織り込まれていない点には留意が必要だ。
◆3月8日公表予定の1月分の景気動向指数は先行CIが前月差▲1.2ptの103.6、一致CIが同▲0.6ptの92.1と予想する。この予測値に基づくと、一致CIによる基調判断は機械的に「足踏み」に据え置かれる。
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