サマリー
◆6月前半の消費は5月から小幅に増加したとみられる。財消費はおおむね横ばいで推移したものの、緊急事態宣言による制限が一部緩和される中で人出が増加し、サービス消費が小幅に回復した。
◆【小売関連】6月前半の大手家電量販店の売上高は5月平均比＋3％程度であった。他方、ホームセンターは同▲1％程度、スーパーは▲2％程度であった。6月前半の大手百貨店の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同期比で1～3割減程度と5月からマイナス幅が縮小した。
◆【サービス関連】6月前半の新幹線輸送量は、2019年同期比6～8割減程度と5月からマイナス幅が縮小した。航空機輸送量も同様にマイナス幅の縮小が見込まれる。小売店・娯楽施設の人出を見ると、5月中旬から増加傾向にあり、これに連動する形で外食・旅行・娯楽関連消費の回復が予想される。
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