サマリー
◆2021年4月1日に公表予定の3月日銀短観において、大企業製造業の業況判断DI(最近)は+3%pt(前回調査からの変化幅:+13%pt)、大企業非製造業では▲5%pt(同:0%pt)を予想する。輸出拡大等の恩恵を受けた製造業の業況の改善と、緊急事態宣言の再発出等に起因する国内需要の低迷を主因とした非製造業の業況の伸び悩みという、業種間で異なる結果が示されるとみている。
◆大企業製造業では「自動車」の業況の改善が続くとみている。素材業種では、中国向けを中心として堅調な輸出が続く「鉄鋼」や「非鉄金属」といった業種の業況の改善を見込むほか、原油価格の上昇が「石油・石炭製品」の業況の改善に寄与したとみている。大企業非製造業では、前回調査で業況判断DIの大幅な改善が見られた「対個人サービス」、「宿泊・飲食サービス」といった業種では、Go Toキャンペーンの一時停止等を受けて今回調査では低下が見込まれる。他方、公共投資の拡大を主因として「建設」の業況は改善したとみている。
◆2021年度の設備投資計画(全規模全産業、含む土地、ソフトウェアと研究開発投資額は含まない)は、前年度比▲3.2%を予想する。新型コロナウイルス感染症の拡大が早期に収束する見込みが立たないなか、中小企業非製造業を中心に設備投資への慎重姿勢が示されるとみている。
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