サマリー
◆7月の貿易統計によると、輸出金額は前年比▲19.2%とコンセンサス(同▲20.7%)をやや上回った。季節調整値で見ると、前月比+4.7%と2ヶ月連続で増加し、プラス幅は前月から拡大している。欧米各国での経済活動の再開に伴い、輸出は5月を底に回復基調に転じている。
◆輸出数量(大和総研による季節調整値)は前月比+7.8%と2ヶ月連続で増加した。地域別に見ると、EU向け(同▲2.5%)は減少したものの、米国向け(同+43.1%)、アジア向け(同+1.9%)はいずれも2ヶ月連続で増加した。米国向けは自動車が大幅に増加した。ロックダウン解除に伴うペントアップディマンドの顕在化や、それに伴う米国内での在庫復元の動きが輸出の増加に寄与したとみられる。
◆輸出数量は8月以降も回復基調が継続するとみている。世界各国での経済活動の再開に伴い、ペントアップディマンドが発現することで短期的には増加ペースが加速するとみられるが、こうした需要は一時的なものにすぎず、いずれ剥落するため、その後の回復ペースは鈍化する公算が大きい。
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