サマリー
◆2月の鉱工業生産指数は前月比+1.4%、機械受注(船舶・電力を除く民需)は同+1.8%と、それぞれ4ヶ月ぶりの上昇となった。先行きに関しては、鉱工業生産は足踏みを続けるとみられ、機械受注(船舶・電力を除く民需)も緩やかな減少が見込まれる。
◆2月の実質消費支出(季節調整値)は前月比▲2.0%、完全失業率(同)は同▲0.2%ptと低下した。他方、有効求人倍率(同)は前月から横ばいの1.63倍となり、新規求人倍率(同)は前月から0.02pt上昇し、2.50倍となった。
◆5月20日公表予定の2019年1-3月期GDP(一次速報)に注目している。個人消費は前期から横ばい、民間住宅や設備投資、民間在庫などは減少すると予想され、内需は2四半期ぶりにマイナス寄与となるとみている。一方外需は、世界経済の減速を受け、弱い動きが続く見込みである。総じてみれば、実質GDP成長率はマイナスでの着地となるだろう。
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