サマリー
◆2017年10-12月期の全産業(金融業、保険業除く)の売上高は前年比+5.9%、経常利益は同+0.9%と増収増益となった。ただ、季節調整値で見た経常利益に関しては、2四半期連続で減少した。サービス業など非製造業は2四半期ぶりに増益に転じたものの、製造業の経常利益が2四半期連続で落ち込んだことが響いた。
◆2017年10-12月期の全産業(金融業、保険業除く)の設備投資(ソフトウェア除く)は前年比+4.7%と5四半期連続で増加した。季節調整値で見ると、前期比+3.1%と2四半期連続で増加し、前期から伸びが加速した。先行きの設備投資は、緩やかながらも増加基調を継続するとみている。高水準の企業収益と労働需給の引き締まりを背景として、人手不足に対応した合理化・省人化投資が期待されよう。また、競争力を維持するために、設備の更新や研究開発投資も欠かせない。ただ、企業の期待成長が高まらないなかでは、設備投資の水準は、キャッシュフローを大きく下回り、減価償却費を一定程度上回るレベルにとどまるという、これまでの傾向に変化は見られないだろう。
◆今回の法人企業統計の結果を受けて、10-12月期GDP二次速報(3月8日公表予定)では、実質GDP成長率が前期比年率+1.0%(一次速報:同+0.5%)と、一次速報から上方修正されると予想する。
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