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2017年6月雇用統計

正社員の有効求人倍率が初めて1倍を突破

2017年07月28日

経済調査部 エコノミスト 山口 茜

小林 俊介

サマリー

◆労働力調査によると、2017年6月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.3%pt低下して2.8%となり、2ヶ月ぶりの2%台となった。失業者数は前月差▲16万人と3ヶ月ぶりに減少し、就業者数は同+12万人と2ヶ月ぶりに増加した。また、非労働力人口は同▲4万人と4ヶ月連続で減少した。前月新たに求職し始めた人たちが、6月に入り就職したことが、失業者数の減少と就業者数の増加につながったと考えられる。


◆一般職業紹介状況によると、2017年6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.02pt上昇し1.51倍となった。一方、新規求人倍率(季節調整値)は前月から0.06pt低下し2.25倍となった。有効求人倍率、新規求人倍率ともに、歴史的高水準で推移している。また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.02pt上昇して1.01倍となった。2004年11月のデータ開始以来、初めて1倍を突破した。


◆先行きの労働需給は、非製造業を中心とする人手不足感の継続を背景に、タイトな状況が続く見通しである。ただし、ほぼ完全雇用状態に達しているため、就業者数の増加ペースは緩やかなものにとどまるとみている。今後、非正規雇用から正規雇用への切り替えが進んでいけば、持続的に所得も増加する公算が大きい。

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