10月雇用統計

ヘッドラインほどには内容は良くない

RSS

2014年11月28日

  • 永井 寛之
  • ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト(LDN駐在) 橋本 政彦

サマリー

◆労働力調査によると、2014年10月の完全失業率(季節調整値)は、前月から▲0.1%pt低下し、3.5%となった。ヘッドラインだけ見れば前月より失業率が改善しているが、内容はそこまで良くない。雇用者数は、前月差▲20万人と大幅に減少し、自営業主・家族従業者を含めた就業者数を見ても、同▲11万人と3ヶ月ぶりの減少となった。これまで増加が続いてきた雇用者数・就業者数は、増勢が鈍化している。


◆一般職業紹介状況によると、2014年10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01pt上昇し、1.10倍となった。また、新規求人倍率は前月から+0.02pt上昇し1.69倍となった。


◆10月の雇用関連統計を総じて見ると、失業率、有効求人倍率ともに前月から改善しており、労働需給は引き続きタイトな状況が続いている。ただし、雇用環境の改善ペースは鈍化している。

このコンテンツの著作権は、株式会社大和総研に帰属します。著作権法上、転載、翻案、翻訳、要約等は、大和総研の許諾が必要です。大和総研の許諾がない転載、翻案、翻訳、要約、および法令に従わない引用等は、違法行為です。著作権侵害等の行為には、法的手続きを行うこともあります。また、掲載されている執筆者の所属・肩書きは現時点のものとなります。