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8月鉱工業生産

コンセンサスから下振れ、生産の減少傾向続く

2014年09月30日

ニューヨークリサーチセンター シニアエコノミスト(NY駐在) 橋本 政彦

サマリー

◆2014年8月の生産指数は、前月比▲1.5%と2ヶ月ぶりの低下となり、市場コンセンサス(同+0.2%)からも大きく下振れする結果となった。前月時点の製造工業生産予測調査では、8月、9月と強めの生産を見込んでいたことから生産の底打ちが期待されていたが、今回の結果は期待外れのネガティブな結果であった。


◆8月の生産指数を業種別に見ると、全15業種中、10業種で低下が見られた。生産全体への寄与を見ると、はん用・生産用・業務用機械工業(前月比▲7.4%)、輸送機械工業(同▲3.8%)、電気機械工業(同▲3.2%)による押し下げが大きかった。輸送機械工業の減少については前月の製造工業生産予測調査に沿った内容であり、概ね想定通りの結果。一方、はん用・生産用・業務用機械工業は、計画に比べて減少幅が大きく、電気機械工業では前月時点の増産計画に反して減少となった。


◆製造工業生産予測調査では、9月の生産計画は前月比+6.0%、10月は同▲0.2%となり、生産の急回復を見込む結果となった。9月の生産計画を業種別に見ると、鉄鋼業を除く全ての業種が増加を見込んでおり、とりわけ加工業種では高めの計画となっている。足下で実現率が大幅なマイナスとなっている情報通信機械工業や、はん用・生産用・業務用機械工業の大幅な増加計画については割り引いて見る必要があるが、これまで減産が続いてきた輸送機械工業が増産に転じる計画となっていることは好材料である。10月については、多くの業種が9月からの反動で減少を見込む中、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業では2ヶ月連続の増加を見込み、全体を下支えする見通しとなっている。

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